2016/10/01 SMASIS 2016

 こんにちは.9/28-30にStowe, VT, USにて開催されましたASME 2016 Conference on Smart Materials, Adaptive Structures and Intelligent Systems (SMASIS)に嶋田と石村先生とで参加してきました.嶋田が以下の題目で研究発表を行いました.

 

・Takeshi Shimada, Kosei Ishimura, and Taro Kawano, "Demonstration of a novel  smart structural system for pointing control of trusses."

 

SMASISはAmerican Society of Mechanical Engineersが主催するスマート構造材料/システムに関する国際学会です.約80%がアメリカからの参加者であり,日本,韓国,中国,イタリアといった国からの人がちらほらという感じでした.また,Boeing, GE Aviationといった企業からの登壇者もいて,ビジネスの側面を絡めた発表は興味深いものでした.そして,SMASIS最大の特徴といえばど田舎の高級リゾート地で行われることです.今年は,スキーリゾートでした.ご飯もアメリカらしからぬ美味しさで大変満足でした.

(研究頑張ってよかったなぁ)

 

 日本から会場まで行く際に,一度New YorkのJFK Airportで乗り換えをしたのですが,往路のときに待ち時間が6時間あったので市街をぶらぶらしてきました.1番の目的地は,Intrepidです.ここは,空母を改装した航空宇宙博物館になっており,実物のSpace shuttle Enterpriseが展示してあります!実物のシャトルを見ることができるのは,ここ以外ではWashington DCにあるSmithsonianしかないのでどうしても見たかったんです.展示してあったものは,実際に宇宙に行ったわけではないので塗装は綺麗なままでした.しかし,これと同じものが宇宙に行き,そして地球に再び舞い降りたことを思うとワクワクが止まりませんでした.

 

 それから20数年,先日Space X CEOのElon Muskが火星到達のためのロケットの構想を発表しました.Engineeringを学んでいるものとしては,楽観的過ぎるし,ゴリ押し感満載だなぁと思ってしまいますが,人類を次のステージ,Interplanetary speciesに進めるためにはあのくらいの大志を抱き,そしてその実現を微塵も疑わない人間が先頭に立つ必要があるように思います.そうする内に,とびきり優秀なEngineerが集まり,我々は現実解を手にするはずです.人類は,鳥の様に空を飛びたいと太古の昔から夢見続け,そしてTechnologyの進化により飛行機という現実解を手に入れました.

大事なことは,夢と現実を結びつけるTechnologyと人の思いです.

 

嶋田 岳史