2021/03/12 ブログの再開(予定) 

このブログは久しく更新されていませんでしたが,新年度(2021年4月)になったら更新を再開する予定です.研究室のホームページ自体も同時に一新する予定です.

 宮崎康行


2017/08/16-17 HBR訪問

 

ちょっと前の話題になりますが,当研究室が携わっている火星衛星探査計画(MMX)関連で,カリフォルニアのHBR(HoneyBee Robotics)社に訪問してきました.その記事が掲載されましたので紹介させていただきます.

(Martian Moons Exploration (MMX) Mission Newsへのリンク)

佐藤泰貴


2017/08/03-05 第59回 構造強度に関する講演会 

 

福井で開催された「構造強度に関する講演会」に参加してきました.
佐藤は聞きに行っただけでしたが,石村先生と奥泉先生が発表されました.

 

石村康生(JAXA),阿部和弘,蒔田愛道,前田修(日本飛行機),馬場満久,河野太郎(JAXA),
"伸展式光学架台のラッチ再現性と熱変形の試験評価"

 

奥泉信克,道上啓亮,河野太郎,澤井秀次郎,佐藤英一(JAXA),
"折り返しのある半球殻PTFEダイヤフラムの反転シミュレーション"

 

二年ぶりにこの学会に参加しましたが,ますます活発な議論が交わされており,刺激を受けてきました.懇親会では,福井のお酒が振舞われたり,新しい出会いがあったりと,大変有意義な会となりました.来年は発表できるように研究を進めていきたいと思います.

                                          佐藤泰貴


2017/07/25 新年度を迎えて

 

こんにちは.しばらくブログをアップデートできず,えらいすんまへん.
2017年度に入り,バタバタしておりましたが,これから随時更新していく予定です.

 

新年度を迎え(もう7月ですが…),新しいメンバーでスタートを切りました.
期待と不安でいっぱいですが,十分な信頼度を持ちつつ安価な宇宙構造/機構を目指して,日々努力していきます.

 

申し遅れましたが,4月から石村研の助教となった佐藤泰貴と申します.
今後ともどうぞよろしくお願いいたします.

佐藤泰貴


2016/12/09 第32回宇宙構造・材料シンポジウム

 

 こんにちは.12/9にJAXA相模原キャンパスにて開催されました第32回宇宙構造・材料シンポジウムにおいて,

本研究室の石村先生,旗持,嶋田が以下の題目で研究発表を行いました.

 

・高精度伸展式光学架台の現状と研究課題について

 石村康生(JAXA),仙波淳彦(名城大),秋田剛(千葉工大),et al.

・伸展トラスの周波数応答特性の入力振幅依存特性

 旗持天(早稲田大院),石村康生(JAXA),山川宏(早稲田大)

・熱膨張アクチュエータの熱真空環境下における熱特性評価

 嶋田岳史(東大院),石村康生,小川博之(JAXA),et al.

 

2016年最後の研究発表も無事終わり,良い締めくくりとなりました.

 また,同日夜に行われたH-2Bロケットによるこうのとり打ち上げも無事に成功し,こうのとりを宇宙へと運んでいきました.

来年は,日本の宇宙開発がもっともっと盛り上がっていくような出来事があるといいですね.

 

嶋田岳史


2016/12/03 熱真空環境試験

 

 こんにちは.先日,宇宙環境を模擬する熱真空チェンバ(画像中央の白い窯みたいなもの)を使用して,我々の設計した機器の宇宙環境下での熱挙動を評価しました.60時間にも及ぶ長い(JAXA熱グループ曰く,短い)試験を事前の予定通りに進めることができ,加えて次に繋がっていくデータを取得できました.これから,このデータを詳細に分析し,熱解析に反映させて,2本目の投稿論文を執筆したいなと思っています.

 この試験は,計画~事前シミュレーション~実験までが丁度2カ月とスピード間のあるもので,加えてJAXAの熱・流体,機械工作,電子工作グループ,民間企業の社員の方々と協力しながら進めていくことができ,非常に面白かったです!学生の内に,このようなプロジェクトに片足を半歩突っ込んだことができるのはなんとも贅沢だなと感じます.

 

嶋田岳史


2016/10/01 SMASIS 2016

 こんにちは.9/28-30にStowe, VT, USにて開催されましたASME 2016 Conference on Smart Materials, Adaptive Structures and Intelligent Systems (SMASIS)に嶋田と石村先生とで参加してきました.嶋田が以下の題目で研究発表を行いました.

 

・Takeshi Shimada, Kosei Ishimura, and Taro Kawano, "Demonstration of a novel  smart structural system for pointing control of trusses."

 

SMASISはAmerican Society of Mechanical Engineersが主催するスマート構造材料/システムに関する国際学会です.約80%がアメリカからの参加者であり,日本,韓国,中国,イタリアといった国からの人がちらほらという感じでした.また,Boeing, GE Aviationといった企業からの登壇者もいて,ビジネスの側面を絡めた発表は興味深いものでした.そして,SMASIS最大の特徴といえばど田舎の高級リゾート地で行われることです.今年は,スキーリゾートでした.ご飯もアメリカらしからぬ美味しさで大変満足でした.

(研究頑張ってよかったなぁ)

 

 日本から会場まで行く際に,一度New YorkのJFK Airportで乗り換えをしたのですが,往路のときに待ち時間が6時間あったので市街をぶらぶらしてきました.1番の目的地は,Intrepidです.ここは,空母を改装した航空宇宙博物館になっており,実物のSpace shuttle Enterpriseが展示してあります!実物のシャトルを見ることができるのは,ここ以外ではWashington DCにあるSmithsonianしかないのでどうしても見たかったんです.展示してあったものは,実際に宇宙に行ったわけではないので塗装は綺麗なままでした.しかし,これと同じものが宇宙に行き,そして地球に再び舞い降りたことを思うとワクワクが止まりませんでした.

 

 それから20数年,先日Space X CEOのElon Muskが火星到達のためのロケットの構想を発表しました.Engineeringを学んでいるものとしては,楽観的過ぎるし,ゴリ押し感満載だなぁと思ってしまいますが,人類を次のステージ,Interplanetary speciesに進めるためにはあのくらいの大志を抱き,そしてその実現を微塵も疑わない人間が先頭に立つ必要があるように思います.そうする内に,とびきり優秀なEngineerが集まり,我々は現実解を手にするはずです.人類は,鳥の様に空を飛びたいと太古の昔から夢見続け,そしてTechnologyの進化により飛行機という現実解を手に入れました.

大事なことは,夢と現実を結びつけるTechnologyと人の思いです.

 

嶋田 岳史


2016/09/10 宇宙科学技術連合講演会

 こんにちは.9/6 - 9に函館にて開催されました第60回宇宙科学技術連合講演会に嶋田と石村先生とで参加してきました.それぞれ以下の題目で研究発表を行いました.

 

・石村康生,石田学,河野太郎(JAXA),et al.,”高精度伸展式光学架台の軌道上伸展挙動の評価.”

 

・嶋田岳史(東大院),石村康生,河野太郎(JAXA),”大型トラス構造物の高精度ポインティング制御特性の実験的評価.”

 

 宇科連は多様な分野の研究発表が行われるところが魅力の一つです.私はロケットが好きなので,日本が現在開発中のH3ロケットのロケットエンジンと誘導制御に関する研究発表を聴いてきました.

 また,講演者中には,Axel Spaceの中村さんやInterStella Technologiesの方もいらっしゃいました.今後,日本の民間宇宙事業が盛り上がっていくといいですね.

 

嶋田 


2016/8/08 構造強度に関する講演会

こんにちは.先日北海道大学にて開催されました第58回構造強度に関する講演会に嶋田と石村先生とで参加してきました.それぞれ以下の題目で研究発表を行いました.

 

・石村康生(JAXA),田中宏明(防大),萩芳郎(Oxford Space System),

”キネマチックカップリングのラッチ完了条件と再現性向上に向けた考察.”

 

・嶋田岳史(東大院),石村康生(JAXA),山川宏(早稲田大),

”進展トラスのポインティング制御機構のヒステリシス及び制御精度評価.”

 

発表後にはフィードバックをいただきましたので,今後の研究に活かしていきます.また,懇親会では北海道産ワインと海鮮に舌鼓を打ちつつ,他の学生とも交流を深めることができ,有意義な学会となりました.

 

嶋田


March 23th, 2016  ASTRO-H(ひとみ)打ち上げ&初期運用成功! 

 こんにちは.既にご存知の方も多いかと思いますが,今月初めにASTRO-H(ひとみ)の初期運用成功が発表されました.

本研究室の石村先生は,この衛星の構造システム全般を担当されており,一安心といった顔で相模原に戻ってこられました.

開発段階では,ASTRO-Hというコードネームで呼ばれていた衛星は,地球の重力を振り切って宇宙へと旅立ちました.

そして,初期運用(正常に機能するかどうかのチェック)にも成功し,新たに「ひとみ」という名前を与えられて,

宇宙の神秘を解明するミッションに就きました.こう書いてみると,まるで”赤ちゃん”が生まれたような感じですね.

 世間は卒業式シーズンですが,本研究室からも修士2年の先輩がご卒業されていかれました.社会人となってから,

石村先生からの鋭いツッコミと格闘されてきた経験が大いに生きるはずです(卒業生の方が仰っておりました).

 

P.S. 先月,大学の授業の関係で羽田空港のハンガーを見学してきました.文字通り手が届く距離から整備中の777を

見ることができ嬉しかったです!

 

 

 嶋田 岳史


2015/12/17 2015年度忘年会

 

 こんにちは。気づけばもう年末ということで、我々石村研究室も

恒例の忘年会を開催しました。普段お世話になっているJAXA職員の方々に加え、本研究室OBの方にも参加して頂き、非常に楽しい忘年会

となりました。

 以前どこかで"For a space scientist, failure is not an option."という言葉を見つけ、なるほどなと思ったという話があります。石村先生始め

JAXA職員の方々の仕事ぶりを見ていると、よくその言葉が思い浮かびます。そのような方々の血?と汗と涙の結晶でもある日本最大級の

科学ミッション衛星ASTRO-Hがついに2016年に打ち上げ予定です。

ここ最近特に盛り上がりを見せている日本の宇宙科学に更なる加速を

与える意味でも、ミッション成功を我々一同も期待しています!

 

嶋田 岳史


2015/12/08  宇宙構造・材料シンポジウム

 

 こんにちは.第31回宇宙構造・材料シンポジウム(12/08(Tue.) @JAXA相模原キャンパス)にて,

本研究室の飯野,嶋田が研究発表を行いました.詳細は以下の通りです.

 

・飯野 晶(早大・院),岡崎 峻(JAXA),秋田 剛(千葉工大),石村 康生(ISAS/JAXA),山川 宏(早大),小川 博之(JAXA).

 「可変コンダクタンスヒートパイプを用いた熱膨張アクチュエータの基礎特性評価」

 

・嶋田 岳史(東大・院),石村 康生(ISAS/JAXA),小山 遼(東大・院),山川 宏(早大).

 「熱変形を利用した高精度ポインティング制御機構の設計」


 また,嶋田が共同研究で日頃お世話になっているJAXAの河野様が以下の内容で発表を行いました.

・河野 太郎(JAXA),嶋田 岳史(東大・院),石村 康生(ISAS/JAXA).

 「次世代大型高精度構造の実現に向けた軌道上変位計測機器の検討」


 一見してバラバラのことをしているかのように見えますが、我々宇宙構造グループは「次世代大型高精度構造」の実現という

大目標を目指して、学生も個々人が責任を持って研究に取り組んでいます。

 

嶋田 岳史


2015/10/30 NEC見学


 こんにちは.先日,太陽電池パドル(SAP)という衛星部品の試験に立ち会わせてもらう機会を幸運にも頂いたので,研究室メンバーでNEC相模原へと行ってきました.小さなパーツ一つ一つにも,知恵と工夫が施されており,改めて日本の宇宙産業の強みを感じることができました.

 このような貴重な機会を提供して下さった関係者の皆様には深く感謝を申し上げます.


嶋田 岳史


2015/09/25 U.S. Aviation tour

 こんにちは.少し前の話になりますが,東京大学の航空宇宙工学専攻のプログラム(+個人的旅行)で

アメリカに2週間弱滞在し,各地の航空宇宙関連施設を見学してきました.

一生に一度できるかどうかの貴重な体験ばかりの充実した時間でした.

このプログラムを通して,日本の航空産業の強みや,逆に変えていくべきところを垣間見ることができました.

また,アメリカで活躍されている日本人の方々とお話することができ,非常に刺激的でした!

ホームステイ先のクリス先生のシアトルのご自宅は,ピーターラビットの世界そのもので,素敵なところでした.

このようなプログラムは東大に進学する魅力の内の1つだと思います.

関係者の皆様,お忙しい中時間を割いて頂いてありがとうございました.

来年はヨーロッパかな..?

 

嶋田 岳史


2015/07/17   筑波宇宙センター

 

 こんにちは.永らく更新が途絶えておりましたが,ぼちぼちと更新していきます.さて,7/17に研究室メンバーで筑波宇宙センターに見学に行ってきました.本研究室の石村先生は今年度打ち上げ予定の日本最大級の理学ミッション衛星ASTRO-Hの構造部門を担当されておられます.打ち上げが楽しみですね.

 

 嶋田 岳史